KCTRLManager for Windows CE

Ver.0.10a  by mab

 

■ 目次

Main Window



■ KCTRLManagerとは?

KCTRLManagerは伊藤栄一郎さん作の日本語表示環境KCTRL(*1)の設定変更を容易にする非常にシンプルなツールです。
KCTRL(US V1.0版除く)では、レジストリ設定を変更することで使用するフォントを自由に選択することができますが、レジストリの編集はなかなか面倒ですし危険も伴います。そこで、KCTRLのフォント設定を安全かつ容易にするために作られたのがKCTRLManagerです。
KCTRLManagerは以下のような特徴を持っています。

*1 KCTRLは伊藤栄一郎さん作。伊藤さんに感謝!KCTRL自体については伊藤さんのサイト(http://www.oohito.com/ または http://www.itolab.com/ )をご覧ください。

H/PC Main Screen Shot

■ver.0.10aでの変更点

◆変更点

◆バグフィックス

■ 注意

◆使用と再配布

KCTRLManager Ver.0.10は、誰でも無償で使用できます。
著作権は作者に帰属します。(著作権者:馬渕 淳, Jun Mabuchi, jmab@nifty.com)
KCTRLManager Ver.0.10を再配布する際には以下の点にご注意ください。

噛み砕いて言うと、「オリジナルのアーカイブのままで再配布してください。マスメディアや別サイトで再配布する際には作者に確認をとってください。」ということです。

◆免責

 KCTRLManagerをインストールしてお使いになることで、いかなる損害が発生しようとも、作者は一切責任を持ちません。ご了承ください。At your own riskでお願いします。
 作者自身使用していますので致命的な障害は無いとは思いますが、ご心配な方は念のためバックアップをとってからインストールされることをお勧めします。

表記

 本ドキュメントは英語版OSを前提に記述されています。日本語版OSをご使用の方はボタンやメニュー等を日本語版のものに置き換えてお読みください。

■ 動作環境

なお、作者は下記の環境で動作確認を行っています。

Pocket PC

Handheld PC

母艦

■ アーカイブファイル

ひとつのアーカイブファイルに対応している全プラットフォーム、全 CPU 用のバイナリファイルが同梱されています。

CPU/プラットフォーム MIPS SH3 SH4 ARM
(XScale)
Plam-size PC KCM010A.ZIP
Pocket PC /
Pocket PC 2002
Handheld PC Pro/
Handheld PC 2000 /
sigmarionV

アーカイブファイルには下記のファイルが同梱されています。

ファイル名 説明
KCTRLManager.Readme.html ユーザーズマニュアル (このファイル)
*.gif ユーザーズマニュアル用の画像ファイル
Setup.exe セットアップ実行ファイル
ResDLL.DLL セットアップ用ファイル
Install.ini セットアップ用ファイル
KCTRLManager.MIPS.CAB MIPS 用 CAB ファイル
KCTRLManager.SH3.CAB SH3 用 CAB ファイル
KCTRLManager.SH4.CAB SH4 用 CAB ファイル
KCTRLManager.ARM.CAB ARM 用 CAB ファイル
KCTRLManager.ARM1824.CAB sigmarionV用 CAB ファイル

 

■ アンインストール

KCTRLManagerの以前のバージョンをご使用の方は、本バージョンのインストールの前に、以前のバージョンをアンインストールすることをお勧めします。

  1. [Start]-[Settings]-[Remove Programs]をタップし、[Remove Programs]ダイアログを開く。
  2. "mab's KCTRLManager"を選択し、[Remove]ボタンをタップし、画面の指示に従う。
以上でアンインストール完了です。
※ファイルの削除だけでは、レジストリにごみが残る場合があります。ご注意ください。

■ インストール

KCTRLManagerのインストールの前に、KCTRLをインストールすることをお勧めします。KCTRLがインストールされていなくても、KCTRLManagerは正常に動作しますが、その場合はKCTRLの設定変更ができませんのであまり意味がありません。(デバイスの情報を確認するのには役立ちますが・・・)
KCTRLの入手については、http://www.oohito.com/をご覧ください。KCTRLのインストール方法については、KCTRLに付属のドキュメントをご覧ください。

KCTRLManager の以前のバージョンをご使用の方は、前記のアンインストールの手順に従って、旧バージョンをアンインストールすることをお勧めします。

◆ActiveSyncを使用する場合

  1. お使いのデバイスを PC と接続します。
  2. ActiveSync で正常に接続されていることを確認します。
  3. ダウンロードしたアーカイブファイルを PC 上の適当なフォルダに解凍します。
  4. PC上で、Setup.exe を実行します。
  5. [アプリケーションの追加と削除]が開きます。
  6. 画面の指示に従ってインストールします。
  7. [アプリケーションのダウンロードが完了しました]ダイアログが表示されたら、インストール完了です。
  8. お使いのデバイス上で必要な追加手順がないかどうかご確認ください。
  9. 以上

◆Windows CEサービスを使用する場合

  1. Windows CEサービスのエクスプローラを使って、お使いのデバイスの CPU にあった CABファイル(KCTRLManager.xxx.CAB)を母艦から下記のフォルダにコピー。
      P/PCの場合: \Windows\Start Menu\Programs
      H/PCの場合: \Windows\Programs

    ※CABファイルの対応表は以下の通りです。
    ファイル名 対応CPU
    KCTRLManager.MIPS.CAB MIPS 用 CAB ファイル
    KCTRLManager.SH3.CAB SH3 用 CAB ファイル
    KCTRLManager.SH4.CAB SH4 用 CAB ファイル
    KCTRLManager.ARM.CAB ARM 用 CAB ファイル
    KCTRLManager.ARM1824.CAB sigmarionV用 CAB ファイル
  2. [Start]-[Programs]-[KCTRLManager.xxx]をタップ。
    ※以前のバージョンが既にインストールされている場合には、「Already Installed」ダイアログが表示されます。以前のバージョンをアンインストールすることをお勧めします。
  3. H/PCでは、インストール先フォルダを指定するダイアログが表示される場合があるが、デフォルトのままで[OK]をタップする。
    ※P/PCではこのダイアログは表示されません。
  4. 「Setup Complete」ダイアログが表示されたらインストール完了。[OK]をタップする。

■ 使い方

◆起動方法[Start]-[Programs]-[KCTRLManager]

 [Start]-[Programs]-[KCTRLManager]をタップするとKCTRLManagerを起動できます。

  KCTRLManagerの起動前に、KCTRLを使用している全てのアプリケーションを終了することをお勧めします。KCTRLManagerで変更した内容はKCTRLを使用するアプリケーションを一旦全て終了しないと反映されません。KCTRLManagerでの変更結果を有効にする最も確実な方法は、KCTRLManagerで設定変更後にデバイスをリセットすることです。



 

◆メインウインドウ

Main WindowKCTRLManagerを起動すると、ウインドウ上部にKCTRLの情報およびデバイスの情報を表示するテキストエリアが、ウインドウ下部にボタンが表示されます。

◆情報表示エリア

情報表示エリアには、KCTRLの各種情報と現在使用しているデバイス(ハードウェア)の情報が表示されます。

◆KCTRL情報

KCTRL情報としては、KCTRLのバージョン、言語、フォント名・サイズが表示されます。
KCTRLが正しくインストールされていない場合には、「Not available」と表示されます。
※KCTRL(US V1.0版)の場合にはエクストラフォントはサポートされていないため、「EXT Font: Not available」になります。
※KCTRL(US V1.0版)の場合には、「Locale: US」と表示されます。
※KCTRL(US V1.0版)の場合には、[Configure KCTRL]ボタンは無効です。KCTRL(US V1.0版)ではレジストリや複数フォントをサポートしていないためです。

◆デバイス情報Device Information

デバイス情報としては、プラットフォーム(H/PC, P/PC, H/PC Pro等)、OSのバージョン、言語、CPUタイプが表示されます。

◆メインウインドウのボタン

◆[Select Fonts] ダイアログ

KCTRLフォントのフォント名、サイズの設定変更をを行います。

Select Fonts Dialog ・[Select Fonts]ダイアログ

現在のスタンダードフォントおよびエクストラフォントの設定が表示されます。
[Choose Standard Font]ボタンおよび[Choose Extra Font]ボタンをタップすると、それぞれのフォントを選択するダイアログ([Choose Font]ダイアログ)が表示されます。

[OK]をタップすると、現在表示されている設定がレジストリに保存されます。
[×]をタップすると、変更内容をキャンセルします。

※表示されるSizeは1バイト文字の横幅 * 縦幅で、ドット単位です。

 

◆[Choose Font] ダイアログ

フォントおよびサイズ(ドット単位)を選択します。

Choose Font Dialog ・[Choose Font]ダイアログ

[Font]リストボックスからフォントを選択し、[Size]リストボックスからフォントのサイズ(ドット単位)を選択します。

[OK]をタップすると、変更した内容を[Select Fonts]ダイアログに反映します。
[×]をタップすると、変更内容をキャンセルします。

※ここで[OK]した時点では、変更内容はまだレジストリに保存されません。[Select Fonts]ダイアログで[OK]をタップした際に全ての変更が保存されます。
※現在のバージョンでは、フォントの縦幅しか指定することができません。横幅は自動的に縦幅の1/2に設定されます。

 

■ サポート

KCTRLManager へのご要望・ご質問・トラブルのご報告は、
     mabWareサポート掲示板


作者自身に直接連絡を取りたい場合には、

    mabWare お問い合わせフォーム

までお願いします。

ご質問やトラブルのご報告を寄せられる場合には、必要に応じて下記の情報を記載して頂けると対応がより迅速に行えます。

お手数ですが、ご協力お願いします。
 

■ 謝辞

本プログラム作成にあたって、KCTRLについての情報を快く提供してくださった伊藤栄一郎さんにこの場を借りてお礼申し上げます。

■ バージョンアップ履歴

◆Ver.0.10a (2003/07/04)

・ sigmarionV対応。
・セットアップが簡単に。

◆Ver.0.10 (2000/03/28)

・ 初期公開バージョン

以上

-----------------------------------------------------------------------------
KCTRLManager Ver.0.10a  Copyright (C) 2000-2003 by Jun Mabuchi  All Rights Reserved
-----------------------------------------------------------------------------

2003/07/04 Fri (2008/11/30 Update)
mabWare - mab's Windows CE Software
http://www.mabware.jp/